針供養

今日は、針供養の日。針供養なんて耳慣れない人も多いかもしれませんね。女性でも針箱を持たなくなった現代です。江戸期の川柳「柳多留」の一句に((針さがすと女房飛んで出る))というのがあります。指にとげを刺した亭主が毛抜きを探して針箱の中をかき回している。女房がどこからか飛んできて、へそくりが見つかっては一大事、という光景とのことらしいです。今は針箱にへそくりを隠す人はいないかもしれませんが、当時は、女性の大事な箱だったのでしょう。私の祖母は、針箱の中にお気に入りの老眼鏡を入れていたなーと思い出しました。日本の美徳を今に伝える伝統行事かもしれませんね。